執行クリニック執行クリニック

手術実績― 12月11日現在

そけいヘルニア日帰り手術実績数9,800

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鼠径ヘルニア日帰り手術開業外科医のチャレンジ

History of inguinal hernia and day surgery

鼠径ヘルニア手術と日帰り手術 ~1998年からのあゆみ~

開業外科医のチャレンジ

開業医の朝はトイレ掃除、玄関前の掃除、会計レジの解錠、室温調整・・・。
1991年12月の開業時から朝のお仕事は決まっていました。存在を知っていただくためには営業が不可欠です。
医療法の広告制限の壁があるため、玄関前に出て通勤途中の近隣の方々へ「おはようございます」と声をかけ認識していただくチャンスはお掃除でした。
休みなく平日、第2・4日曜日も診療、コンビニと同じように開店することから始めなければ成りませんでした。
それまでの基幹病院の外科医長としての仕事とは全く違った日々の始まりです。

思考回路を180度転換して営業活動を行った結果、1年後には毎日平均100名の外来受診者となり、お陰様で盛業状態の開業医になっていました。
1995年には自ら携わった食道がん患者さんの末期をご自宅で診療し、自院看護師による訪問看護のニーズを感じ始めました。
1998年6月に近隣の方から「鼠径へルニア」の相談を受け、スタッフの協力と後押しにより日帰り手術を開始。
経営的には問題もなく、順調な開業医として発展していましたが、降ってわいた「日帰り手術」は外科医のモチベーションを刺激したのです。

基幹病院では1週間の入院となる鼠径へルニア治療を何故開業外科医が行うのか?。
その答えは、素晴らしい術式、患者さんのニーズ、そして外科医のモチベーションでした。

当初は、土曜日の午後、診療終了後に手術を実施。ホームページ(HP)を立ち上げたことにより全国から患者さんが来院されるようになりました。
ホームページを見たマスコミの取材、テレビ取材が重なり、「鼠径へルニア日帰り手術希望」の方々が殺到してきました。
体を休めるために木曜日を休診としたばかりでしたが、木曜にも手術を入れることにしました。
平日の昼休みをなくし午後1時過ぎから毎日1例の手術を開始。

1999年には年間190例を超える鼠径へルニア手術を行いました。
2000年には開業外科医として日本臨床外科学会へ演題登録。
もちろん一般演題として登録したところ、その年の会長である冲永功太教授より突然のお電話で、「開業外科医の鼠径へルニア日帰り手術」をシンポジウム(※1)へ変更登録するように御指示をいただき、久しぶりのシンポジウム発表となりました。

この手術は患者さんにとって「素晴らしい術式」であることを発表しようと思ったのですが、学会会長から直々に電話をいただいたことに感激しました。
学会の会場で、全国の先生からお声をかけていただいたことを忘れることはないでしょう。
この時が、開業外科医の日帰り手術への挑戦の始まりでした。

※1 シンポジウム
テーマについて、異なる意見を持った専門家を複数名招いて公開討論を行うものです。
各人の講演のあとに、専門家同士による質疑応答や、聴講者との間の質疑応答が行われる形が多く、学会発表では一般演題より上級の位置付けになります。

地域医療のための法人化

日曜日も休まず、年末年始の休みも大晦日と三が日のみ。
体と気持ちの続く限り走り続ける年月も5年が瞬く間に過ぎ、それなりにクリニックの知名度も上がってきました。

診療、内視鏡検査、区民検診、人間ドック、企業検診などに取り組む中で、日々の診療と理学療法の受診者数は100名程度で安定。
地域からの信頼を肌で感じることが出来るようになった頃、在宅診療の必要性を教えて頂く機会に遭遇しました。

当院でがんを発見、専門病院へ紹介し、手術を行って1年後に末期となり、逆紹介を受けてご自宅で最後を看取った患者さんです。在宅診療がまだまだ一般的ではなかった頃です。
食道がん末期のため、最後は呼吸が辛くなり、ご家族の希望もあり外科医の在宅処置としてご自宅で気管切開術を行いました。

最後は、ご家族にもアンビューバッグを押して頂き看取ることが出来ました。気管切開を在宅で行うことの善し悪しは皆様の判断に委ねますが、地域医療の最たる在宅診療でも開業外科医の仕事は多少違うものかもしれないと感じ、95年秋から当院の看護スタッフと協力して訪問看護を開始、在宅診療も瞬く間に増加して行きました。

外科医が地域で活躍できる場面を在宅医療に見出したことになります。
看護や事務スタッフと毎日のように議論を重ねて物品を選択、請求事務を確認しました。

クリニックの看護師が訪問看護を行うと外来が手薄になるため、事務スタッフにも理学療法の補助が出来るように指導。
看護師も電話対応を行い、全員で仕事を分担することを始めました。

在宅診療では末期がんの患者さんに硬膜外チューブを入れて除痛処置を施すほか、IVHの挿入(※1)やPEG留置(※2)などまるでベッドなき入院医療かな?と感じました。

外科医としては「嬉しく」思いながら、外来診療のみの5年でふと忘れかけていた「外科医mind」が甦ってきます。
子供も小さく、手がかかる中、妻の理解のもと、家庭は振り返らずに診療と外科医の在宅診療を楽しみながら、これこそ開業医の活路だと感じて鮪のように動き回っていたのです。

2000年から介護保険制度が導入されますが、介護保険の訪問看護は個人経営では参入できないことを知り、自力で医療法人化の書類作りを始め、98年8月に法人化しました。

98年7月には日帰り手術を始めましたので、時期的に重なります。地域医療を担うための法人化、日帰り手術の始まり、開業外科医として7年目に大きな転換期が来ました。

※1 IVHの挿入
IVHは高カロリー輸液、中心静脈栄養法といいます。経口摂取や注入などが困難な患者さんに対して、血管内に直接点滴で栄養をいれることをいいます。
※2 PEG留置 
PEG(ペグ: 経皮内視鏡的胃瘻造設術)とは、内視鏡を使って「おなかに小さな口」を造る手術のことです。
造られたおなかの口を「胃瘻(胃ろう)」と言い、取り付けられた器具を「胃ろうカテーテル」と言います。
口から食事のとれない方や、食べてもむせ込んで肺炎などを起こしやすい方に、直接胃に栄養を入れる栄養投与の方法です。
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