執行クリニック執行クリニック

手術実績― 3月28日現在

そけいヘルニア手術実績
1998年7月から現在12,281

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手術方法と選ばれる理由

The reason chosen

執行クリニックの手術方法と選ばれる理由とは・・・

東京ヘルニアセンター・執行クリニックは、病状・病態により多様な手術法を実践することで多くの再発症例も手術しております。

そけいヘルニアの手術方法

東京ヘルニアセンター執行クリニックでのそけいヘルニアの手術法は、大きく3種類あります。
Tension-free・Plug法といわれるメッシュを使った鼠径部切開法、腹腔鏡下ヘルニア修復術(TAPP法)、もうひとつは、腹腔鏡と鼠径部切開法を併せた、Hybrid法があります。

従来法

従来法は、体表面を約3cm切開して行う手術法です。最も一般的な手術です。適応は、18歳以下の男女と出産予定のある30歳前後迄の女性となっております。基本は、ヘルニア嚢といわれる袋状になった部分で腸が入り込んでいる部分の短縮と出口を閉鎖します。

Tension-free法

Tension-free法は、初発(初めてそけいヘルニアを発症)の男性と既婚で出産経験のある女性に行われます。Plugとシートは、最新の最も軽量で体に優しい材質を選択します。従来法と比べ、お腹につっぱり感が少ないことから”Tension-free” つまり”緊張感が無い状態”と言われます。手術時間も短く、再発率が大きく減少し、早期の社会復帰が可能な術式です。

TAPP法

TAPP法とは腹腔鏡下ヘルニア修復術(腹腔内到達法TAPP法)といい、全身麻酔下で行う手術です。患者さまの体への負担が少ない治療として提案可能です。お腹に3か所、5mm程度の傷をつくり、腹腔鏡と鉗子を挿入します。お腹の中からヘルニアを確認し、ヘルニア部分に出ている腸と腹膜を内側に戻した後、メッシュを使用して弱くなった筋膜を補修します。
当院では5mmの細いカメラや器具を用いる独自の方法により痛みの少ない手術を行なっています。手術時間は約30分から1時間程度です。傷は3か所できますが各3-5mm程度と小さく、術後しばらくしたら目立ちにくくなります。TAPP法では1泊入院で、翌日からは日常生活が可能です。

Hybrid法

Hybrid法とは再発症例、嵌頓症例、陰嚢まで到達する様な大きな症例、両側症例等多くのケースで行われている、そけいヘルニアの手術方法です。Hybrid法は完成された二つの術式の良いところを生かす手技です。腹腔鏡観察後、剥離操作、そして前方からヘルニア門へ到達して、修復を行います。腹腔鏡にて腹腔内から修復後、腹圧を掛け突出が無い事を確認可能です。 つまり前方からのTension-free法の弱点をカバー出来る方法です。 逆に腹腔鏡のみで再発症例、陰嚢到達症例等を行うと手術時間が長く成ります。 麻酔時間も長く、術後の社会復帰が遅れる可能性があります。 同じ病態でもHybrid法では1泊入院で、翌日からは日常生活が可能です。

Hybrid法は当院では月間10例以上に適応されています。年間100例以上はHybrid法の適応と成ります。
当院では再発症例、陰嚢到達症例等の患者さまには、日帰り・1泊入院を行う医療機関として、積極的にHybrid法による手術を行っております。

手術方法の選択について

手術法の選択については、 患者さまのご希望に沿えるよう配慮いたしますが、必ずしもご希望にお応えできるものではありません。
医師の判断により確定することをあらかじめ御了承下さい。

東京ヘルニアセンター・執行クリニックの術式

  1. オープン法
  2. Hybrid法
  3. 麻酔法
    術式と病態に合わせて選択

    • 静脈麻酔と局所麻酔併用し、体に負担の無い全身麻酔
    • 術式により全身麻酔(麻酔専門・指導医が担当)
  4. 術後のお食事
    2~3時間ほどで歩行開始
  5. 歩行
  6. 術後入浴・社会復帰・手術翌日より可能
  7. 術後通院 手術から1週間後、2週間後、最終半年後

東京ヘルニアセンター・執行クリニックの麻酔法

多くのサイトや書籍を読まれ、当サイトでもそけいヘルニアの原因や治療方法などの知識が多くなられたと思います。 しかし、日帰り手術を実践するうえで非常に重要な要素は麻酔という事をご理解いただけましたでしょうか。

このホームページでも、日帰り手術を可能にするためには麻酔が大切であることを説明しています。このような疾患をお持ちの患者さまに負担の大きな麻酔をかけることはできません。だからこそ麻酔法が大事になります。

東京ヘルニアセンター・執行クリニックでは、日帰り手術を麻酔指導医・専門医が担当しております。

麻酔指導医
輿水 健治

松尾 麗子

麻酔指導医

成績・再発率について

そけいヘルニアは様々な状況によって手術を受けたにも関わらず再発する事があります。その再発率は、従来の手術方法で10%程度、メッシュを使った術式でも1%程度再発することが確認されています。

東京ヘルニアセンター・執行クリニックでは、再発するという残念な結果をどこまで0(ゼロ)に近づけるかを日々追求しております。そのために再発のデータを公開しています。

東京ヘルニアセンター・執行クリニックのそけいヘルニア再発率


29/4,625=0.6%(2011年末迄14年間)
14年間で4,625件の手術を行い、再発が確認された事例が29件です。

このデータの受診者の10%程度は大学病院・基幹病院からの逆紹介で、難渋する再発の症例が含まれております。この難しい患者さまにも日帰り手術を提供しております。私たちは、再発ゼロという目標に向かって技術を高めております。

麻酔指導医

他の医療機関からの評価は紹介と技術の教示

東京ヘルニアセンター・執行クリニックは、多くの患者さまに選んでいただきました。また、当クリニックは他の医療機関から紹介を受けています。 紹介とは、難しい事例がある場合に患者さまに執行クリニックで手術を受けるように薦めることです。

他の医療機関からの逆紹介

他の医療機関からの執行クリニックへの紹介は、東京近郊、関東地域の大学病院・基幹病院等々から行われます。

当クリニックの全受診者の10%程度が紹介での患者さまです。

そけいヘルニア手術の教育施設であること

東京ヘルニアセンター・執行クリニックは、東京医科大学、JCHO 東京新宿メディカルセンター(旧東京厚生年金病院)の研修指定医療機関となっております。年間6名ほどの研修医の先生方が1ヶ月間当院で地域医療と日帰り手術を学ばれております。

教育施設と言うと学校のようなイメージを想い浮かべられると少し違いますが、技術を惜しみなく提供するクリニックで有ることを第三者である方が認められ、 その結果多くの医師、日帰り手術に携わる看護師、医療関係者の方々が見学に来られ東京ヘルニアセンター・執行クリニックの日帰り手術を参考にされました。 遠く海外からも見学に来られる事も少なくありません。
何より、東京ヘルニアセンター・執行クリニックに来られ、そけいヘルニア手術の技術や日帰り手術に必要なノウハウを会得され各地で 日帰り手術クリニックを開院されている同志がたくさんおられます。

東京ヘルニアセンター・執行クリニックに来られて開業されたクリニックはリンクページで紹介しております。

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